ゴールデンウイークも終わり、5月病が発生する季節となりました。
　5月病は皆さんも御存じの通り環境が変わって１〜２ヶ月経った頃発生する「新しい環境への適応障害」につけられた俗称です。大学に進学した新入生や社会人になったばかりの新入社員が４月からの新しい環境に馴染めなかったり、夢と現実のギャップにショックを受けて戸惑ったり、あるいは人生の最初の目標を達成しただけなのに燃え尽き症候群に陥って無気力や無関心、無感動、うつやめまいなどの精神不安や体調不良がこの時期に現れるのでこの名称がついたようです。新人ならずとも10日も休日が続けばリフレッシュするよりも勤労意欲が鈍化して、仕事モードへのスイッチの切り替えが遅れる人も少なくないことでしょう。

　引越しや新築で新しい住宅に入居する際も入居後感じる小さな違和感やフラストレーションが適応障害として大きなトラブルに発展することがあります。この様な事態を引き起こさないためにも住宅を新築する際、立体ＣＡＤによる設計画面等で設計段階の施主のイメージと現実の乖離を極小化しておく努力が必要です。
　3.11の東日本大震災では多くの被災者の方が地震と津波によって極端な恐怖と苦痛、肉親の悲痛な不幸などの過度なストレスを受けて、阪神大震災後によく知られるようになったPTSD（心的外傷後ストレス障害）に悩まされている事が報道されていますが、特に幼少児や老人に多く、そのケアも重要な問題になっています。

　KJKでは4月25日に本部を新事務所に移転しましたが、引っ越し後の片づけも終わり現在平常業務を行っています。電話･ＦＡＸ番号、メールアドレスなどは従来と同じです。
　KJKの定例行事として5月25日(水)の午前中には門真市のパナソニック電工で第37回理事会と引き続いての第22回通常総会を予定し、午後は第４回成果発表会を開催し、４委員会及び全国支部会の活動報告と5つの研究部会による研究発表を行なうことにしています。
　KJK春の見学会は同日午前中に同じ敷地内にあるパナソニック電工品質評価技術センターの見学を実施します。
　夏期開催の第53回健康住宅アドバイザー公開試験は東京と大阪の2会場で、受験しやすいように6月15日(水)の夕方と6月19日(日)午後の2回開催します。
　お馴染みの「6月20日　健康住宅の日」行事は、今年は標語の募集を予定しており、近日中に本ホームページでも募集案内を公開しますので、健康住宅アドバイザーの方とKJK会員の方は奮ってご応募ください。