夏の音の風物詩といえば筆者にはまず蝉の鳴き声が浮かびます。今年は例年に比べ少し出足は遅かったような感がありましたが、８月に入ると神戸市郊外の筆者宅の庭にもクマゼミの大群が現れて大合唱が始まり、炎熱の夏の到来を実感させられました。

　昔の蝉の鳴き声は藤沢周平の蝉しぐれを思い出させるような何か切なげな風情のある鳴き声だったような気がしますが、最近はただでさえ鳴き声が大きいクマゼミばかりが目立ち、他の蝉の鳴き声とのハーモニーも失われて単調で耳を塞ぎたくなるような音量に圧倒されて、詩情を楽しむどころか近所から騒音対策でも求められたらどうしようかとうろたえそうな有様です。

　8月は有名な夏祭りや花火大会が全国各地で開催され、家族団らんには最適の楽しい夏休みの月ですが、夏の風物詩として見落とせないのが高校野球の甲子園大会です。

　毎日、高温注意情報が発せられている猛暑続きの中なので、冷房した室内でTV中継を見たくなりますが、節電ムードの昨今は多少気が引けるので、環境省の熱中症関係のニュースをチェックして、エコクールグッズで身を固めて炎熱の甲子園まで出かけて高校球児の熱気に触れるのも一興です。夏は暑くても自然の温度の中で運動などにより適度の汗を流すのが新陳代謝を促して冬への体づくりのためにも健康上好ましいことと考えられています。

　さて、KJKが9月11日(日)および9月14日(水)に開催する第56回健康住宅アドバイザー公開資格試験が迫ってきました。受験申込の締切は当初8月12日(金)までとしていましたが、夏休みの関係もあり、受験希望者の便宜も考慮して特別に申込の締切を8月31日(水)まで延長しました。申込される方は願書の郵送は８月31日(水)必着となっていますので、ご注意下さい。大勢の方の申込をお待ちしています。