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協会だより
更新日:2014年2月12日
◇ 2月のおたより  ◇
 
 2月に入り、毎日寒い日が続いており、今年は積雪の量も例年より多いようです。更にここのところ、ノロウイルスにも注意が必要ですね。
さて今月は寒さと雪を取り上げて見たいと思います。

 今の世界で人が住んでいる場所で最も寒いのは、ロシアのオイミャコン村と言われています。オイミャコンは北極圏近くの東シベリア・サハ共和国にあり、人口900人程度の小さな村です。 内陸性気候で標高が高く、風が吹かないので冷たい空気がどんどん下にさがるなどの要因で、オイミャコンの村は「寒極」と呼ばれ、北極やエベレスト山頂よりも気温が低く、−71.2℃という世界最低気温の記録はギネスにも認定されています。また逆に夏は30℃を超えることもあり、なんと年間の気温差は最大100℃あります。

 冬期の気温はおおよそ−40℃〜−60℃ですが、気温が−51℃以下になると学校は低学年から休校になり、−56℃以下で小中高全部が休校になります。
 永久凍土に位置するこの村に人が暮らせるのは、村の近くに温泉が湧いているため、年間を通して凍らない水が手に入るからです。オイミャコンとは、サハ語で「凍らない水」を意味しています。村人も風はなく雪も少ないところなので、意外にも暮らしやすいと言い、日本の取材者が東京への移住をすすめると、地震が怖いので嫌だとの返事が返ってきます。

 オイミャコンでは、真冬でも自動車のタイヤにはチェーンは付けないそうです。−30℃以下になるとタイヤのまわりに水の膜ができないから凍結せず、滑らないそうです。

 ところで住まいはどのような作りかというと、外装は木で、窓は2重窓になっていますが、隙間風を防ぐために壁の隙間にはあちらこちらに綿が詰めてあります。
 トイレは外にあり、冷蔵庫は家にもありますが、牛や馬などの肉やジャムなどの保存食は外の食料庫つまり天然の冷凍庫です。オイミャコンの人々は自給自足の生活をしていて、牛や馬を飼っていますが、馬は脚が太くまるまるとしています。
 なお暖房はというと、玄関の薪ストーブは絶えず燃やしていて、 そこで温められた温水を各部屋に循環させるという仕組みになっており、室内は20℃程度に保たれています。

 水道は凍るので通っていないのですが、生活の水はどうするのかというと、月に何度か給水車がやってきて室内のドラム缶2つに水を供給していってくれるのです。そのためオイミャコンの家には壁に四角い穴が開いており、そこから給水車のホースを室内に入れるのです。給水車の水はどこから供給するのかというと、近くの温泉、つまり凍らない川の水を汲み上げて各家庭に配ります。この凍らない川では魚も釣れるのですが、釣った魚はその場で瞬間冷凍されるので、自宅では加熱調理はせず、そのまま薄切りにして塩を付けて食べます。

 この「寒極」の村は、意外やロシア屈指の長寿の村でもあります。あまりの気温の低さに細菌は死滅し、低温に強いウィルスも活動できないため、病気になりにくいためです。
また冬の日常生活での注意点は

  (1)外では絶対に深呼吸をしてははらない。
  (2)凍傷の恐れがあるため、30分以上外にいてはならない。の2点です。

次に雪の話ですが、日本で最も積雪量が多いのは青森市です。2012年11月1日から2013年の3月31日までの降雪量は729センチで、2位の山形市の410センチ、3位の富山市の404センチと比べてもダントツに多い数字です。世界で青森市と同様の人口30万人クラスで多雪地帯にある都市は、シアトル(米国)、バンクーバー(カナダ)、オスロ(ノルウェー)、バファロー(米国)、サラエボ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)などがありますが、いずれの都市も青森市ほど雪が降りません。どうやら青森市は人口30万人以上の都市の中では世界一の豪雪都市と言えそうです。


(Web記事一部引用)


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 また受験対策講座も2月12日(水)、2月15日(土)に東京で、2月19日(水)、2月22日(土)に大阪で予定通り開催致しますので宜しくお願い致します。

本部 安藤研治
 
 
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