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協会だより
更新日:2016年6月1日
◇ 6月のおたより  ◇
 

 2016年も早半年が過ぎようとしています。今年の梅雨はどの様な天気になるのかが気になる頃となりました。お日様の光が有り難く思える時期に興味深い記事を最新の健康ニュース(http://kenkounews.rotala-wallichii.com/posts_list/)で見つけましたのでご紹介します。

(2016年3月) "Journal of Internal Medicine" に掲載されたスェーデンの研究で、女性は日光によく当たる生活をしている女性の方が長生きであるという結果になりました。(出典: Why Do Sunbathers Live Longer than Those Who Avoid the Sun?)




研究の方法
 3万人近くのスェーデン人女性を20年間にわたり追跡調査しました。


結果
生活習慣的に日光にさらされることが少ないグループよりも日光にさらされることが多いグループの方が死亡率が低いという結果でした。
ただし、日光にさらされることが多いグループは皮膚ガンを発症するリスクが増えていました。

日光にさらされることが多いグループでは、心臓疾患などガン以外による死亡のリスクが下がっていたために、死因にガンが占める割合が増えていました。


解説
日光(紫外線)が体に当たると体内でビタミンDが作られますが、日光に当たることが多いグループで死亡率が低かった理由がビタミンDなのかどうかは不明です。

ビタミンD以外の、生活習慣的に日光に当たることが多い人に共通する要因(運動量が多いなど)により死亡率が下がっている可能性も考えられます。


コメント
研究者は次のように述べています: 「日光にさらされる量が最も多いグループで喫煙習慣がある場合の死亡率が、日光に当たることを避けるグループで喫煙習慣が無い場合の死亡率と同程度でした。
したがって、日光に当たらないというのが喫煙と同程度に死亡率に悪影響を及ぼす可能性も考えられます」

「『とにかく日光を避けること』とするアドバイスは有益である以上に有害かもしれません」


(引用 最新健康ニュース



 5月24日(火)に第27回総会を無事に終える事が出来ました。また、同日に開催しました成果発表会にて当協会の光視環境研究部会も睡眠と光をテーマにこの一年活動しておりますのでご一読下さい。

 

本部 和田 伸之
 
 
<協会だより>
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