当協会の光視環境部会と音振動部会が捉えている人の健康に大きな影響を与える良質な睡眠があります。確かに中々眠れないとか朝早くから目覚めてしまうなど人の悩みは多いようです。
そんな時に興味深い記事を最新の健康ニュースで見つけましたのでご紹介します。
(http://kenkounews.rotala-wallichii.com/posts_list/)
睡眠不足でワーキング・メモリーは
低下しないと思っている貴女、それは間違いです
(2018年2月) "Journal of Sleep Research" に掲載された研究によると、女性に限り睡眠不足によりワーキング・メモリーが低下する恐れがあります。 しかも、本人にはワーキング・メモリーが低下しているという自覚がありません。
ワーキング・メモリーとは
ワーキング・メモリーとは、視覚的または言語的な情報を一時的に記憶し、その情報を用いて作業する能力のことです。ワーキング・メモリーは集中力や注意力と密接な関係にあります。ワーキング・メモリーはわずか数秒間という短い時間単位で作用します。
ワーキング・メモリーは例えば、暗算をしたり物語を聞いて理解するのに必要です。
暗算の対象となる数字を一時的に記憶したり、物語の出来事の流れを記憶するのにワーキング・メモリーが必要とされるためです。
ワーキング・メモリーは集中力・注意力・判断力・問題解決能力・学習能力にとって重要であり、ワーキング・メモリーが不足すると勉強や仕事に支障が生じます。スポーツにおいてもワーキング・メモリーは重要です。
研究の方法
24人の若い男女に、8時間の睡眠を取った日と完全に徹夜した日の2回にわたりワーキング・メモリーのテスト(8桁の数字を暗記する)を受けてもらいました(ワーキング・メモリーの客観的な評価)。 そして、テストの後にテストの出来具合についての感想を尋ねました(ワーキング・メモリーの主観的な評価)。
結果
女性
主観的には睡眠不足によりワーキング・メモリーは低下していませんでしたが、客観的には低下していました。本人は徹夜明けの日と睡眠を取った日のテストの出来具合が同程度だと思っていましたが、テストの実際の成績は徹夜した日のほうが悪かったのです。
男性
主観的にも客観的にも、睡眠不足によりワーキング・メモリーは低下していませんでした。
アドバイス
睡眠不足の日にはワーキング・メモリーが低下しているという自覚をもって行動すると良いでしょう。 また、試験などにはしっかりと睡眠を取って臨みましょう。
光視環境や音振動環境の活動を人の健康に活かす。こんな難しいテーマを掲げています。
これらに興味ある方は是非部会活動に参加をお願いします。
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