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協会だより
更新日:2020年8月1日
◇ 8月のおたより  ◇
 
「全天空照度と基準昼光率」この二つの関係を建築士資格試験にて学ぶ際に、分かり辛いと感じる人は多いのではないでしょうか。建築基準法でも窓面積のあり方と有効な面積基準の割り出しが定められているに過ぎないのが現実です。

そんな時に興味深い記事を健康のニュース−gooニュースで見つけましたのでご紹介します。
https://news.goo.ne.jp/topstories/life/334/





コロナ禍「日光を浴びない」という意外な大問題
「コロナ疲れ」にならないための朝の過ごし方


在宅勤務が続き、そのままゴールデンウィークに突入して、また在宅勤務のループでなんだか気分がすぐれない人もいるのではないだろうか。有名人が罹患したことや命を落としたことをニュースで繰り返し目にしたり、自分や家族が感染しないようつねに気が張っている……初めて経験するこの厳しい環境下では、不安な気持ちになりがちだ。こうした中で、「健康なメンタル」を維持するにはどうしたらいいか。『最強の睡眠 世界の最新論文と450年企業経営者による実践でついにわかった』の著者で、睡眠研究家の西川ユカコ氏がオススメの朝の過ごし方を紹介する。



◆何より大切なのは「太陽の光」

諸説ありますが、私たちの祖先であるホモサピエンスが誕生したのは、約20万〜30万年も前のことだと言われています。彼らは日の出とともに起き、日の入りとともに眠る生活をしていました。朝日が昇ればそれを合図に起床し、日中は狩猟や採取に出掛け(農耕が始まってからは田畑にくり出し)、夕方になって日が傾いてきたら住居に戻ります。かつての人類はもっぱら太陽の日差しを「明かり」として生活してきました。

暗くなってからの行動は、せいぜい月明かりや松明(たいまつ)頼み。少し文明が発達してきたところで、提灯(ちょうちん)やランプを用いる程度でした。こうした環境で何十万年も暮らしてきたからこそ、私たちの体は、日中に太陽の日差しをたっぷりと浴び、夜は薄暗い中で過ごすことによって、細胞のすべてが最高の状態で働いてくれるようにできています。

一方で、エジソンが白熱電球を発明してからまだ150年もたっていません。エジソンが白熱球を発明したことで、お金さえかければ、朝から晩まで室内を人工的に明るくできるようになりました。照明のおかげで、朝から晩まで24時間明るい場所で過ごせるようになったのです。




(出典:ジェイク・ナップ、ジョン・ゼラツキー著『時間術大全』をもとに作成)


私たちは生まれたときから照明のもとで過ごしているので、エジソンが生きていた時代は遠い昔のように感じてしまいますが、長い人類の歴史を考えたら、また私たちの遺伝子からしたら、つい最近のことです。なので、私たちの遺伝子からするとニューカマーである「照明」での生活に、私たちの体はまだ適応できていません。

生まれたときから照明のもとで暮らしているお陰で、多くの現代人が「自分は十分に日差しを浴びている」と錯覚してしまっています。しかし、私たちが十分に浴びているのは「照明」であって、「日光」ではありません。在宅生活の今ですと、ほぼ日光を浴びていない、という人もいるのではないでしょうか。








光視環境と音振動環境は取り扱いや解釈が難しく、建築基準法や品確法・住宅性能表示制度を以てしても十分な環境が提供出来るには至りません。当協会では健やかな室内環境を見つめて30年の経験から診断士及び認証制度として、纏め上げてきました。
9月には光環境診断士養成コース、来年2月には音振動環境診断士養成コースの開催をしますので応募ください。

 

事務局 和田
 
 
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